親指の付け根が痛い?それ、「ドケルバン病」かもしれません
- Yuichi Terauchi
- 2025年6月27日
- 読了時間: 2分
最近「親指の付け根が痛くて、スマホやペットボトルのふたを開けるのがつらい」「赤ちゃんを抱っこしていると手首が痛い」といったご相談が増えています。
こうした症状、もしかすると「ドケルバン病」かもしれません。
◆ ドケルバン病って何?
ドケルバン病(De Quervain病)とは、親指を動かす腱と、その腱を包むトンネル(腱鞘)に炎症が起きる病気です。
手首の「親指側」が腫れて痛くなるのが特徴で、こんな動作がつらくなります:
親指を広げる、動かす
物を持ち上げる、つかむ、絞る
スマホの片手操作
赤ちゃんの抱っこ
とくに育児中のママや、更年期の女性に多い傾向があります。
◆ 東洋医学的に見るドケルバン病
東洋医学では、手首や親指は「肺経・大腸経・三焦経」などの経絡に関連します。また、腱や筋肉の働きには「肝(かん)」が深く関係していると考えます。
使いすぎ → 気血の滞り(瘀血)
ストレスや疲労 → 肝の不調や気の逆流
ホルモン変動 → 血の不足(血虚)
などが重なると、手首の局所に「気血の滞り(瘀血)」が起き、痛みやこわばりが現れるとされます。
◆ 鍼灸・指圧での対応
当院では、以下のようなアプローチで対応しています:
①局所の施術
手三里(てさんり)
陽谿(ようけい)
外関(がいかん)
合谷(ごうこく) など
患部周辺のツボを用いて、腫れや痛みを和らげていきます。
②関連部位の調整
肘〜肩の筋肉の緊張をほぐし、手首の負担を軽減
肩甲骨周囲の動きを良くすることで、根本的な使い方を整える
③全身調整(必要に応じて)
肝・脾・腎のバランスを整え、自然治癒力を高める
自律神経の調整
◆ ご自宅でできるセルフケア
スマホや手の使いすぎを減らす(とくに片手操作)
親指側の冷却(急性期)/温め(慢性期)
親指と手首のストレッチ
必要ならサポーターやテーピングで保護
◆ 最後に:我慢せず、早めにケアを
ドケルバン病は「使いすぎ」のサインでもあります。我慢して動かしていると、悪化して長引くことも少なくありません。
違和感を感じたら、早めにご相談ください。当院では、その場しのぎではなく、根本改善と再発予防を大切にしています。
お気軽にお声かけください



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