第48回東北鍼灸マッサージ学術大会 「漢方薬のお話」
- Yuichi Terauchi
- 7月10日
- 読了時間: 2分
去る7月4日5日と毎年恒例東北6県持ち回りの東北鍼灸マッサージ師会連合会学会が福島県磐梯熱海温泉ホテル華の湯で行われた。
症例発表は別の機会に譲るとして、記念公演が二講座あった。
一講座目は漢方薬でおなじみの株式会社ツムラの東京支店医薬情報課の田口晴一先生。
番号の書いた顆粒のお薬を見たことある方も多いのではないだろうか。有名な所では①番の葛根湯、風邪薬としてドラッグストアなどで売られている。しかし、風邪薬と一括りにされてはもったいない薬である。
事実田口先生は、本来漢方薬は望診・聞診・問診・切(触)診などで診察してその証に合致した場合効果を発揮すると言われていた。正に我々がやっている東洋医学的診断である。
頂いた資料には、葛根湯の証が書かれていた。
【比較的体力がある人で、炎症性あるいは疼痛性疾患の初期、あるいは慢性疾患の急性増悪期に持ちいる。】と言う事で風邪だけの症状でなくとも上記の場合に有効と言える。さらに資料には【①感冒などの熱性疾患では、初期で悪寒、発熱頭痛、項背部こわばりなどがあって、自然発汗を伴わない場合。②疼痛性疾患では局所の疼痛、腫脹、発赤などを訴える場合。③患部が発赤、腫脹、強い痒みを伴う場合。】とある。
風邪の初期症状=葛根湯と誤解させられているのようにその他の漢方薬そもそもの使い方は、体質、症状、東洋医学的診断で用いるべきが現代医学処方と同じく病名に効く漢方薬と使われてしまっている。現代人には分かり易く手っ取り早い方法だが、本来の漢方薬は同じ病名でも、年齢や体質、発症からの時期を含むその証によっては違う薬が処方されるので同じ病気だからと言って譲受は禁物と話されていた。前段の逆の違う病気でも同じ漢方薬が処方される場合もあるわけだ。要するに漢方薬・東洋医学と言うのは相手は病名と言うよりは、症状を持った人間が相手と言う事になろう。
西洋医学では目で見える事実や数値が異常で病名がつかなければ治療方法は無いのである。というようなことをお話してくれた。
しかし、実際には○○病に効く○○漢方薬とされてしまっている。




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