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エクソソーム・鍼(東洋医学)を科学する

先日、ある機会を得てZOOMセミナーを受講した。【高輪クリニックグループ代表Dr陰山泰成先生の「伝承療法の真髄」×「最新科学(エビデンス)」の融合について迫る!と題されてお話を伺えた。


自身も重度の過敏性大腸炎で大分悩まれていたとの事である。現代医学の対症療法でもよくならず海外で鍼灸(てい鍼)を受け、素晴らしさを実感したが現代医学では説明がつかなかったことが、エクソソームにより解明されようとしているとの事だった。


以下 色んな研究もされエビデンスも実験レベルでは確認できているとの事だった。

陰山先生は今後、わが国で【てい鍼】と言えば船水隆広とタッグを組み研究を続けていくとの事だった。


世に出ている論文をもとに間欠にAIにまとめてもらった。あくまでAI情報であり今後の研究成果を待ちたい。 興味のある方は、ご一読を。



1.まず「エクソソーム」と「miRNA」の関係

エクソソームは、細胞が放出する直径の小さな膜小胞です。その中には、

  • miRNA

  • mRNA

  • タンパク質

  • 脂質

などが含まれています。

特にmiRNAは、細胞内の遺伝子発現を調節する「スイッチ」のような役割を持っています。エクソソームは、こうしたmiRNAなどを別の細胞へ運ぶ「メッセンジャー」のように働くと考えられています。


2.では、鍼をするとどうなるのか?

ここが非常に面白いところです。

現在の研究では、鍼刺激によって血中エクソソームの量や、エクソソームに含まれるmiRNAの種類が変化する可能性が示されています。

例えば動物実験では、低周波電気刺激を加えた鍼治療によって、

鍼刺激↓エクソソームの増加・内容物の変化↓miRNA(特にmiR-181d-5pなど)の変化↓血管・腎血流などに影響

という経路が示されています。しかもエクソソームの放出を阻害すると、鍼刺激による血流増加作用が弱くなったという実験結果があります。

つまり、単なる「鍼で血流が良くなった」という説明より一歩進んで、

鍼刺激が細胞間情報伝達そのものを変化させているのではないか

という研究です。


3.人間でも研究されている

これはさらに興味深いところで、片頭痛患者を対象にした臨床研究では、鍼治療前後で血清中のエクソソームmiRNAが変化することが確認されています。

真鍼群では12種類のmiRNAに変化が認められ、偽鍼群では同じ変化が認められなかったものもあります。

したがって、

鍼刺激 → 神経・血管・免疫系への作用 → 細胞の情報伝達変化 → エクソソーム/miRNAの変化

という仮説は、かなり現実味を帯びてきています。


4.経絡治療的臨床から考えると面白い部分


「経絡刺激 → 自律神経 → 内分泌・免疫 → 全身状態の変化」

という東洋医学的な捉え方を、現代医学・分子生物学の言葉に置き換える研究領域として、エクソソーム・miRNAは非常に面白いと思います。

例えば、

鍼刺激→末梢神経・感覚受容器への刺激→自律神経系・中枢神経系→神経―内分泌―免疫系(NEI network)→細胞のシグナル伝達→エクソソームの放出・miRNAの変化→炎症、血管、免疫、組織修復などに影響

という「橋渡し」が考えられます。

実際、近年のレビューでも、鍼刺激の条件(刺激部位、強度、頻度、時間など)によってエクソソームの放出やcargo(miRNA・タンパク質など)が変わる可能性が検討されています。


5.ただし、ここは重要です

現段階では、

「鍼治療=エクソソーム治療」

とまでは言えません。

研究の多くはまだ動物実験・基礎研究であり、人で「このツボを刺せば、このエクソソームが増えて、この病気が治る」というところまで確立していません。

また、エクソソーム研究自体も非常に新しく、治療応用についてはまだ研究段階です。

ですから現時点では、

鍼治療の作用機序の一部を、エクソソームやmiRNAという細胞間情報伝達の仕組みから説明できる可能性が出てきた

という理解が一番適切でしょう。

**「経絡×筋膜」や「自律神経」**との関連まで含めると、実はかなり面白いテーマになります。


「鍼刺激 → 筋膜・間質液 → 細胞外小胞(エクソソーム) → miRNA → 神経・免疫・血管」


というルートが、経絡概念と現代医学をつなぐ一つの仮説として面白いと思います。





 
 
 

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